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OGGのつぶやき:その3 薄膜抵抗素子の推奨測定回路電流について(2mAや5mAの測定電流の計器での薄膜抵抗素子の使用について)
2016年08月03日
薄膜抵抗素子は自己発熱誤差を小さくするためにそれぞれの交渉抵抗値の素子の推奨測定回路電流は以下の通りです。
推奨測定回路電流値 | ||||
100Ω | 500Ω | 1000Ω | 2000Ω | 10000Ω |
1mA | 0.5mA | 0.3mA | 0.2mA | 0.1mA |
では、自己発熱誤差が見込まれる旧式の計測器で2mAや5mAが流れるものには使用できないのでしょうか?
答えはクラスF0.3-/Bー(マイナス側)を使用することお薦めします。
ISTでは自己発熱誤差が見込まれる高回路電流測定器(2mA/5mA)用センサにはF0.3-/B-(マイナス側)あるいはF0.15-/A-(マイナス側)素子の販売も行っています。
これらの素子は2mA/5mAの回路電流による自己発熱ため結果的にクラスF0.15/Aの組立済みセンサを作ることができます。
(注)実際の自己発熱誤差は組立済みセンサの先端形状により異なりますのでそれぞれの場合の個別検証が必要となります。